ベトナムのアパレル業界①

カウザイ区にて日本人常駐のレンタルオフィスを運営する、
タイヨウ オフィス日本人営業の坂本です。

ハノイ市カウザイ区にてレンタルオフィスの日本人顧客担当をしながら、
ベトナム語通訳として、
日本企業とベトナム企業の
モノやサービスの売り買いにおける
商談の場で通訳を専門としております。

どういった呼称が適切なのか悩むところですが、
最近は「営業通訳」と言っています。

仕事柄、ベトナムの産業動向のニュースは見ているのですが、
先日、ビジネスパートナーであるオリエンタルタイヨウの社長から、
面白いニュース記事の話がありました。

「NEM(ネム)を買収したい日本企業がいるらしいよ」

NEMと言われるとベトナムの揚げ春巻き(こちらもNEM)を思い出していまいましたが(…)、
ファッションショップのNEMでした。

ベトナムにおけるファッション業界と日本との関わりは、
日本企業としての生産拠点をベトナムで独資もしくは合弁もしくは委託先として持つ、
ということがほとんどであり、
ユニクロといったショップ展開をしている日本企業はまだ進出していません。
海外ブランドとしてもベトナムにてショップ展開をしている有名店としてはH&MやMANGO、といったところでしょうか。

そんな中の情報だったので非常に興味をそそられ、その情報を調べてみました。

https://kinhdoanh.vnexpress.net/tin-tuc/doanh-nghiep/cong-ty-nhat-muon-mua-co-phan-hang-thoi-trang-nem-3667918.html

ベトナム語での記事ですが、
タイトルは「日本企業がファッション企業NEMの株式購入を希望」。

うちの社長もアパレル業界での経験もあるため、この辺りは詳しいです。

NEMはベトナム全土で44店舗を運営している、女性向けのショップ、
価格帯も高級層に近い設定のショップとのこと。

記事によると今回の買収額は9億円弱、そしてNEMの業界位置付けはベトナムにおいては2位。
そしてNEMの2017年売上規模としては26億円(予測)、
この話は11月中旬に決まっており、買収をした会社のHPにも情報掲載がありました。
日本のアパレル業界では14位の企業です。
https://www.fashionsnap.com/news/2017-11-08/stripe-nem/


ベトナムの1番の魅力はやはり人口増加の可能性だと思います。
ただし、外資系企業にとってベトナムにおいていかに販売展開を攻略していくか、
特に店舗数を広げていくことで売上を上げていく小売業については
ベトナム、特にハノイにおける小売業の販売展開は、かなりのハードルの高さだといいます。
マクドナルドでさえも先日ようやく店舗オープン予定のニュースがあったぐらいです。

そこに買収、という形でアパレル業界での日系企業進出が決定。
外資系企業として、一気に44店舗の顧客層へのアプローチが可能になるわけです。



…いよいよ日系企業によるアパレル販売展開への参入がスタート!
ということで、今後店舗の様子や新商品の動向を見守っていきたいと思います。











Oriental Taiyo Vietnam Co.,Ltd.  ビジネス支援付きレンタルオフィス

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